【楽曲】Mandrake - 飾り窓の出来事


随分と更新に間が空いてしまい申し訳ない><;
先日の日曜日にNHK-FMで放送された「今日は一日“プログレ”三昧」で聴いた曲の中で、個人的に最も衝撃を受けた曲。
平沢進P-MODELを結成する前、その前身となったプログレロックバンド「マンドレイク」で発表した楽曲です。


まず平沢進が元々プログレ出身の人だった事自体、テクノ音楽をやる師匠の姿しかみた事が無かった自分にとっては驚きだったのですが、それ以上に昔から平沢進平沢進だったと言いたくなるような圧倒的な音楽センス、そして透き通るその歌声に脱帽。自分の場合、平沢進の音楽は「妄想代理人」や「パプリカ」、「ベルセルク」などの作品を通じてその魅力にどんどん惹かれていったのですが(最初に聴いたアルバムは「救済の技法」だった)、この曲は個人的に今まで聴いてきた平沢進の楽曲の中でも一番衝撃的に響いた曲でした。もっとも平沢進のアルバムを全部持ってるわけじゃないし、P-MODEL時代のものも合わせれば膨大な作品量を残している人なので、ホントに「ニワカが何言ってんだ!」って感じに思われそうなのですが…


番組中のトークで言われていたことだったのですが、日本の場合、プログレの音楽をやっていた音楽家の人達がその後にアニメやゲーム音楽の作曲を担当するようになっていったという流れがあるらしく、プログレの音楽とアニメやゲームの音楽はお互いに高い親和性があるようです。
事実この曲を聴いてても納得できる所があるというか、凄くゲーム音楽っぽいですよね。90年代中盤頃のスクウェアのラスボス戦みたいな…(妙にピンポイントな例え) どちらかというとゲーム音楽プログレ音楽の世界観や構成に影響を受けたといった方が正しいのかな。
今ではゲーム音楽やアニメが好きな人達が、プログレの音楽にも興味を持つようになっていってるという流れがあるようで、そこからまたプログレの魅力の再発見というか、新しいプログレムーヴメントの復興に繋がって行く事を密かに期待しております。
あと、自分の場合は先日の「“プログレ”三昧」を聴いて以来、(この曲の影響もあるけど)日本のプログレバンドというのをもっとたくさん知っていこうと思って、色々と勉強中の次第であります。やっぱりプログレは奥が深いというか、プログレって、いいな。と改めてその魅力に気づかされる、そんなステキな番組でした。